パスカルオジェと黒
パスカル・オジェ、ってだれ?
1958年10月26日、フランス・パリ生まれ
1984年エリックロメール監督の「満月の夜」に出演
しかし公開から2ヶ月後、心臓発作にて急逝
25歳で亡くなっています。
そんな彼女の遺作で黒ばかり着ているパスカルが印象的だったので紹介します。
満月の夜(les nuits de la plaine lune)1984
分かりにくいですがすごくもっさりした黒いコート。ボリュームがはんぱないです。
踊りに行くときのドレス。肩紐がジッパーになっていて可愛い。
それにしても髪型変ですよね?この時代では普通だったのかな?私は頭にばかり目線がいってしまう。。
部屋のリノベーションを自分でしています。その時のつなぎ風コンビネゾン。
なんと部屋の内装などの美術担当は主演のパスカルが担当しています。超ヌーヴェルバーグっぽい。
シンプルで素敵
ルイーズ(パスカルオジェ)の愛用しているカゴバッグが凄く気になります。
80年代に流行ったものなのかな?中身丸見えです。しかも冒頭のでっかいコートを着ているときにもこのバッグ持ってたりするのでアンバランスな気がする。
うーんその時代のファッション雑誌とかあれば読んでみたい。
満月の夜は最初はあまり好きじゃなかったです。ルイーズに全く感情移入できない。
彼女はモテすぎて困っちゃう、で浮気して振られて後悔って役なので。完全に自業自得ですね。
でもパスカルの美貌とその顔にミスマッチなアニメ声、そしてファッションだけで見る価値ありです。
カトリーヌドヌーヴとカラフル
言わずと知れた大女優カトリーヌ・ドヌーヴ
1943年10月22日フランス・パリ出身
1963年ジャック・ドゥミ監督の「シェルブールの雨傘」のヒットで一躍有名に。
お顔がもうラブリーですね
今回はその「シェルブールの雨傘」の超ラブリーなカラフルファッションのカトリーヌドヌーヴを紹介。
ピンクのジャケット
彼氏のギィとラブラブハッピー
青いワンピース、青いカチューシャ(後ろの傘も青)
ギィまだかなーまだかなー
お部屋がラブリー過ぎます。私だったら落ち着けません。
そしてジュヌヴィエーヴ(カトリーヌドヌーヴ)の母の方が娘より派手な気がします。
ギィが出兵する切ないシーン、色も落ち着いていてベージュのコートに青い手袋をしています。
マタニティーでもカラフルワンピースです。ちなみに私は原西さんの「股にT!」というギャグが大好きです。 はい。
これはラストシーンです。ハッピーエンドではないのでくら〜い感じで終わります。衣装もそれまでにはないくらい暗い色ですね。あんなにカラフルだったのに。
カラフルな衣装がカトリーヌの綺麗なブロンドとラブリーキュートなお顔にピッタリ。
ラブラブハッピーな時はピンク、青でカラフルに、切ない時はベージュ、茶色などの地味な色で人物の感情がよく表されているな〜と。
そういう風に見返すと2度3度楽しめるし可愛いしで最高です。
アンナカリーナと赤
フランス映画界のファッションアイコン、アンナ・カリーナ(Anna Karina)
アンナカレーニナだと最近まで思っていた。。
1940年9月22日、デンマーク生まれ
1960年ジャン=リュック・ゴダール監督の「小さな兵隊」でデビュー
61年にゴダール監督と結婚、65年に離婚
現在75歳である彼女の今の旦那さまはなんと5人目、というなんともフランスっぽい生き方。デンマーク生まれだけど。
ちなみにアンナ・カリーナという芸名はココ・シャネルがつけたというおしゃれエピソードもある、
元夫ゴダール監督作品の中の彼女が最高なのです。
女は女である(une femme est une femme)1961
気狂いピエロ(pierrot le fou)1965
気づきましたか?
彼女、めちゃめちゃ赤が似合う。そして衣装も赤が多い。何故ですかね?
きっとゴダールが映画に赤色を意図して使っているという事もあるし、彼女の目元に力を入れたキャットアイメイクと色をあまり使わないメイクがビビットな衣装を引き立ててる感じがします。
気狂いピエロのニットワンピースはAgnès b.から発売されてたみたい。ステキ。衣装が実際に買えるって凄くいい。女子の夢ですね。
女は女であるのカーディガンはファストファッションのお店でも買えそう。
実際私は持っていたのでアンナっぽく着こなしてみたい。
しかし赤いタイツが似合う日本人なんてそうそういない。フランス人でもいない。黒で我慢した方が良さそう。
アンナのファッションを心得て彼女の猫のような雰囲気、セクシーさを身に付けたい。と思う。あぁまずは痩せないと無理かな…